大人のわたしに千輝くんがグッときてる理由

 

「なのに、千輝くんが甘すぎる」がわたしの中でどうにもこうにもグッときている理由をここ最近ずっと考えていたので、それとなく文字にしてみることにしました。※ネタバレになるかもしれないのでまだ観ていない人はご注意ください


わたしは原作を読んでいないので内容は全く知らず、予備知識はあらすじのみ。映画を観る前までは少女漫画原作なのできっとティーンに向けた内容で、甘いシーンにムズムズするんだろうなって思ってました。もちろん、甘い台詞や胸キュンシーンにはちょっとムズムズした場面もありましたが、それ以上に感情移入してしまい後半にかけて号泣してしまうほどでした。(2回観て2回とも泣いた) 学生時代にこんな夢のような経験をした訳でもないのにどうしてここまで感情移入してしまうのか考えた末、真綾の心情をアイドルを応援している自分と重ねていることに気づきました。"学校一のモテ男子である千輝くんは雲の上の存在、絶対に好きになっちゃだめな人""私とは釣り合わない"真綾は何度もそう自分に言い聞かせて本当の気持ちに気づかないふりをしていました。わたしは応援している好きな人たちに対して本気の恋をしている訳ではないけれど、それに近い気持ちを持って好きでいることには変わりないのできっとその気持ちと重ねてしまったんだと思います。好きになっちゃいけない人を好きになるって片思いの中でいちばん苦しいから。そんな真綾の苦しい気持ちがなんとなく分かってしまったから、きっと一緒になって気づいたら泣いていたんだと思います。

あとは、千輝くんが本当に優しくて素直だったから。わたしはその役柄を恭平くんに重ねていて、優しい表情や話し方に余計に感情を揺さぶられてしまったんだと思います。わたしから見えている限りの恭平くんは"とても素直で優しい心を持っているけどその表現がちょっと分かりにくい人"だから真綾に対する素直な気持ちと優しさをうまく表現できていない千輝くんに恭平くんを重ねて見ていたんだと思います。わたしの主観だけの感想をいうと、すごく恭平くんにぴったりな役だったし、銀幕デビューが千輝彗くんでよかったなぁと思います。
あからさまな甘い台詞やドSなキャラだって少女漫画の醍醐味で思いっきり非現実の世界だから楽しめる。でも、千輝くんの世界は現実ではほぼ確実にありえないけど、もしかするとこんな世界もあるのかもしれないっていう絶妙に優しいキュンな世界観だと思いました。その世界観がグッときた要因だったのかもしれないです。


そしてなんと言っても最後にエンドロールで流れる「Special Kiss」歌詞もメロディも全部が「なのに、千輝くんが甘すぎる」の世界観にに沿っていたのもよかったなぁ。最高に多幸感溢れるラストのシーンから恭平くんのソロで始まる「Special Kiss 」こんなに幸せな繋ぎ合わせあるの?ってくらいに幸せな気持ちのリレーだった。そしてわたしのいちおしポイントは、千輝くんと真綾の写真が赤い糸で結ばれて"主題歌「Special Kiss」なにわ男子"の文字がハートで囲まれる演出!とっても素敵でした!ボロボロ泣きました。記念すべき映画主題歌、本当におめでとう♡


応援してる人の恋愛ものってやっぱりちょっと観るのに勇気がいるけれど、ひとつのシーンが丁寧に作られていればいるほど、大切にされているほど、意外と平気に観れるんだなぁと大人になってから感じることが多いです。素敵な作品や人々に巡り会えてるなにわちゃんたち、それも本人たちの人柄と作品への向き合い方あってのことなんだろうなと誇らしくなったりもしてます。まあ、でも数年に一度くらいでお腹いっぱいだけどね(笑)


またひとつなにわちゃんを通してもう味わえないかもしらないと思っていた感情を味わうことができて幸せでした♡